30

10月

2017

自ら勝つ者は強し

この第33章、素晴らしいもの!


(ろう)()、第33章

原稿文


知人者智、

自知者明、

勝人者有力、

自勝者強、

知足者富強行者有志、

不失其所者久、

死而不亡者寿、

翻訳

人を知る者は()なり、
自ら知る者は(めい)なり。
人に()つ者は力有り、自ら勝つ者は強し。
()ることを知る者は富めり。
(つよ)めて行なう者は(こころざし)有り。
其の所を(たが)えざる者は久し。
死して(しか)(うしな)わざる者は寿(いのち)ながし。



他人を了解するものが智(恵知)のある人であり、自己を了解するものが明察のある人である。

他人を負かすには力がいり、自己を負かすにはもっと力がいる。

(もっているだけのもので)満足することを知るのが富んでいることであり、自分をはげまして行動するものがその志すところを得るのである。

自分の(いるべき)場所をまちがえないものが永続する。

死ぬときにも(その肉体の一部分さえ)失っていないものが長寿なのである。  


(つと)めて行なう者は志有り>
(おう)(ひつ)注に「勤めて能く行なえば、其の志は必ず()」とある。強は、努力の意。  
<死して(しか)(うしな)わざる者は…>
王弼がいう「死すと(いえど)も而も生を()す道の亡わざるを(もつ)てすれば、(すなわ)ち其の寿を全うす」とは、生命持続のための努力をやめないことによってだけ、人は寿命をまっとうしうる、という意であろう。
それはさまざまな危険をおかさないことであり、危険に出あわなければ肉体も完全である。


引用:
(ろう)() 、―()(がわ)(たま)()訳注―」、中公文庫485、1997年3月18日改版発行、第84ページーから。

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コメント

凄いサイトですね。おめでとう!
5 年 前、豊臣秀吉にに書かれた