ミカエルとの名
神に似たるものは誰か
大天使の「ミカエル」とモン・サン=ミシェルの「ミシェル」は発音でも、よく似ています。
ここでは、相互関係を明らかにします。
大天使の名について
明治維新時代の日本カトリック教徒たちには、「大天使ミシェル」でした
明治維新の日本では、新政府が信仰の自由を認めて、カトリック教会のローマ教皇庁はフランスに本部を置くパリ外国宣教会に日本への宣教師派遣を依頼したため、カトリック教徒たちには、フランス語なりの発音である「大天使ミシェル」として知られました。
新共同訳によって、正式に公に「大天使ミカエル」となりました
二十世紀後半以降、近代以降の教会一致運動の流れに沿って、それまで異なる聖書を用いてきたカトリック教会とプロテスタント諸派世界各国で共同して聖書の翻訳に取り組んだ。
日本でもこの流れを受けて超教派のメンバーからなる翻訳委員会が結成され、まず1978年に共同訳聖書(新約のみ)を世に問うた。
しかし、共同訳聖書は「イエスス」「パウロス」などの固有名詞の原音表記主義や、翻訳が意訳すぎて従来親しまれた言葉が消えてしまったなどのために評判がよくなく、あまり受け入れられなかったため、新たな共同訳聖書の翻訳が行われた。
これが新共同訳聖書である。
その中では、大天使は英語の発音に属する「大天使ミカエル」として呼ばれるようとなりました。
ヘブライ語での大天使ミカエルの発音とその意味とは
ヘブライ語での意味
時代によって、呼び名が異なってきましたが、指されているものは今も昔も一緒です。
元々は聖書の原文であるヘブライ語での大天使の名は「 מיכאל 」となっています。
ヘブライ語での発音
ここでは、カタカナでの音の書き直しは、国際音声記号で「Mîḵā’ēl」との発音に値することは、なかなか適するのはないため、次のヘブライ語での発音の録音を用意しました。
「神に似たるものは誰か」との意味の名
分析
「מיכאל」とのヘブライ語を分析しますと:
mî ḵā’ ēl
誰か 似たる もの 神 に
逆順に直して、「神に似たるものは誰か」との意味になります!
異常に恐ろしい天使だと断言できます。
大天使ミカエル山、 モン・サン=ミシェル
大天使ミカエル山
「モン・サン=ミシェル」を分析しますと:
Mont Saint - Michel
山 ・ 聖なる = ミシェル
「聖ミカエルの山」との意味になります!