黙示録での四人騎士

語りが虹とヨハネの間に続く。

第一の封印:白い馬 = 黙示録、第6章1~2節

第6章

  1. また、わたしが見ていると、小羊が七つの封印の一つを開いた。すると、四つの生き物の一つが、雷のような声で

    「出て来い」と言うのを、わたしは聞いた。

  2. そして見ていると、見よ、白い馬が現れ、乗っている者は、を持っていた。彼はを与えられ、勝利の上に更に勝利を得ようと出て行った。
ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《白い馬》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面、《白い馬》
乗っている者は、弓を持っていた。彼は冠を与えられ、勝利の上に更に勝利を得ようと出て行った黙示録、第4章・2節
第二封印:火のように赤い馬 = 黙示録、第6章3~4節
  1. 小羊が第二の封印を開いたとき、第二の生き物が「出て来い」と言うのを、わたしは聞いた。
  2. すると、火のように赤い別のが現れた。その馬に乗っている者には、地上から平和を奪い取って、殺し合いをさせる力が与えられた。また、この者には大きなが与えられた。
ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《火のように赤い馬》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面、《火のように赤い馬》
その馬に乗っている者には、地上から平和を奪い取って、殺し合いをさせる力が与えられた。また、この者には大きな剣が与えられた黙示録、第4章・4節
第三封印:黒い馬 = 黙示録、第6章5~6節
  1. 小羊が第三の封印を開いたとき、第三の生き物が「出て来い」と言うのを、わたしは聞いた。 そして見ていると、見よ、黒い馬が現れ、乗っている者は、手にを持っていた。
  2. わたしは、四つの生き物の間から出る声のようなものが、こう言うのを聞いた。

    「小麦は一コイニクスで一デナリオン。大麦は三コイニクスで一デナリオン。オリーブ油とぶどう酒とを損なうな。」

ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《黒い馬》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面、《黒い馬》
乗っている者は、手に秤を持っていた黙示録、第6章・5節
>第四封印:青白い馬 = 黙示録、第6章7~8節
  1. 小羊が第四の封印を開いたとき、

    「出て来い」と言う

    第四の生き物の声を、わたしは聞いた。

  2. こそして見ていると、見よ、青白い馬が現れ、乗っている者の名は「死」といい、これに陰府が従っていた。
  3. 彼らには、地上の四分の一を支配し、剣と飢饉と死をもって、更に地上の野獣で人を滅ぼす権威が与えられた。

(...)

ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《青白い馬、「死」、陰府》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面、《青白い馬、「死」、陰府》
乗っている者の名は「死」といい、これに陰府が従っていた。黙示録、第4章・5節
四人騎士の周りの風景 = 黙示録、第6章14~17節
  1. 天は巻物が巻き取られるように消え去り、山も島も、みなその場所から移された。
  2. 地上の王、高官、千人隊長、富める者、力ある者、また、奴隷も自由な身分の者もことごとく、洞穴や山の岩間に隠れ
  3. 山と岩に向かって、

    「わたしたちの上に覆いかぶさって、玉座に座っておられる方の顔と小羊の怒りから、わたしたちをかくまってくれ」と言った。

  4. 「神と小羊の怒りの大いなる日が来たからである。だれがそれに耐えられるであろうか。」

ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《四騎士の周りの風景》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面、《四騎士の周りの風景》
山も島も、みなその場所から移された黙示録、第6章14~17節