第七封印の天使たち = 黙示録、第8章1~2節

第8章

  1. 小羊が第七の封印を開いたとき、天は半時間ほど沈黙に包まれた。
  2. そして、わたしは七人の天使が神の御前に立っているのを見た。彼らには七つのラッパが与えられた。
ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《第七の封印の天使たち》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面の詳細、《第七の封印の天使たち》
神の御前に立っているのを見た。彼らには七つのラッパが与えられた黙示録、第8章1~2節
祭壇の天使 = 黙示録、第8章3~5節
  1. また、別の天使が来て、手に金の香炉を持って祭壇のそばに立つと、この天使に多くの香が渡された。すべての聖なる者たちの祈りに添えて、玉座の前にある金の祭壇に献げるためである。
ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《祭壇の天使》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面の詳細、金の香炉を持つ《祭壇の天使》、黙示録、第8章3~5節
  1. 香の煙は、天使の手から、聖なる者たちの祈りと共に神の御前へ立ち上った。
  2. それから、天使が香炉を取り、それに祭壇の火を満たして地上へ投げつけると、雷、さまざまな音、稲妻、地震が起こった。
  3. さて、七つのラッパを持っている七人の天使たちが、ラッパを吹く用意をした。
火で燃えている大きな山の墜落 = 黙示録、第8章6~9節
  1. 第一の天使がラッパを吹いた。すると、血の混じったひょうと火とが生じ、地上に投げ入れられた。地上の三分の一が焼け、木々の三分の一が焼け、すべての青草も焼けてしまった。
  2. 第二の天使がラッパを吹いた。すると、火で燃えている大きな山のようなものが、海に投げ入れられた。海の三分の一が血に変わり、
  3. また、被造物で海に住む生き物の三分の一は死に、船という船の三分の一が壊された
ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《火で燃えている大きな山の墜落、船の三分の一が壊された》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面の詳細、《火で燃えている大きな山の墜落、船の三分の一が壊された》
船という船の三分の一が壊された黙示録、第8章6~9節
「苦よもぎ」という星の墜落  = 黙示録、第8章10~12節
  1. 第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて来て、川という川の三分の一と、その水源の上に落ちた。
ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《「苦よもぎ」という星の墜落》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面の詳細、《「苦よもぎ」という星の墜落》
松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて(…)「水の三分の一が苦よもぎのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ」、黙示録、第8章10~12節
  1. この星の名は「苦よもぎ」といい、水の三分の一が苦よもぎのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ。
  2. 第四の天使がラッパを吹いた。すると、太陽の三分の一、月の三分の一、星という星の三分の一が損なわれたので、それぞれ三分の一が暗くなって、昼はその光の三分の一を失い、夜も同じようになった。
鷲のしょう = 黙示録、第8章13節
  1. また、見ていると、一羽のが空高く飛びながら、大声でこう言うのが聞こえた。

    「不幸だ、不幸だ、不幸だ、地上に住む者たち。なお三人の天使が吹こうとしているラッパの響きのゆえに。」

ハンス・メムリンク筆《洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの三連画》、右翼パネル内面、《鷲の飛翔》、メムリンク美術館、聖ヨハネ施療院、ブルージュ(ブルッヘ)
右翼パネル内面の詳細、《鷲のしょう
空高く黙示録、第8章13節